近年、情報化や少子化などを背景として社会が大きく変動する時期を迎えています。今の子どもたちが社会で活躍するころには、いっそう変化が激しく予測困難な時代になっているでしょう。そうした時代を生きていくために、子どもたちが自らにとって必要なことを判断し、主体的に学び続けられる力を身に付けることが重要だと考えられます。
日本の初等中等段階の学校では、検定教科書という優れたシステムのおかげで全国どこでも均質な教育が受けられるようになっています。また、検定教科書は各科目に対して複数出版されていることが多いですが、どの教科書を使用するかは地方自治体や学校が選択し、子どもたちが選択するわけではありません。
このオープンテキストプロジェクトは、検定教科書を補完する有益適切な教材として機能し、紙媒体の制約を超えて先生方や子どもたちへ複数の選択肢を提示することを目指しています。各学習項目について複数のページを用意し、バインダーにページを挟みこむようにして自由に組み合わせることができます。先生方からみた生徒観や指導観、個々の生徒の関心などに応じて、扱うページを選択できます。
子どもたちそれぞれがこれからの社会を生きていくうえで強みになるような情報技術を身に付け、「あれをやってみたい!」「これに挑戦してみたい!」と明るい未来を描けるようになることを願っています。
一般の方はページを閲覧したりバインダーを作成したりして自由に学習にご活用ください。
高校や大学の先生方など、コンテンツの充実化にご協力いただける方を絶賛募集中です。ぜひご自身のこれまでの実践などを日本中へ広めていただけませんでしょうか?
本プロジェクトのコンテンツは GitHub のリポジトリ上でオープンソースとして管理しています。誤字など軽微な修正はぜひ直接 Pull Request をお送りください。
また、本プロジェクトの活動を円滑に進めていくためのコミュニティとして Discrod のサーバーを運用しています。他の方のこれまでの実践がどうコンテンツに落とし込まれていくのかなど、自由にご覧いただけますのでまずはぜひお気軽にご参加ください。
本プロジェクトに関するお問い合わせは、大阪大学の北村祐稀までお願いいたします。